はまかぜ通信 ~ Personal

紀州 雑賀崎 底曳き漁師のブログです

和歌祭  

5月14日

5月11日紀州東照宮の大祭 和歌祭でした。
和歌祭の公式サイトはこちら

約400年の伝統を持つ 和歌祭は 東照宮から家康公の御霊を輿にお乗せして 
和歌浦一体を練りるく 神輿渡御渡行列で
行列が始まる前の お宮から 急な階段の参道を神輿を下ろす光景が有名。

子供が小さな頃 自由研究のお手伝いで 「和歌祭」について 調べたことがある。

紀州初代藩主 徳川頼宣は 家康の十男で  老家康の手元で 大切に育てられたそうな。
家康の没後 兄貴の命令で 駿府から紀州へ転封。
和歌山入りする時 峠から この地を見て 「えらいところへ やられてしまった。山と海しかない」 と 嘆いたとか。

京の都からも 花のお江戸からも遠い 紀州で
しかし 頼宣は 「徳川頼宣 ここに在り」と アピールするために 
和歌山城を改築したり
万葉人も憧れた 神聖な土地 和歌の浦に 紀州東照宮を建立した。
・・・・で 和歌山の領民にも 「お父ちゃんの家康公は 偉い人だったんだぜ」と 認識させるために
例祭は 超豪華に おこなったらしい。

行列には 数々の芸技種目がある。
 その一つ一つが 「株」という 独立した組織になっている。
それぞれの 株が 競い合うから 行列は 年々派手になっていったらしい。
あまり 大きくなりすぎて 頼宣は お祭りを縮小させるよう 命じている。

今年は ちょうど 漁が休みになったので 久しぶりに 和歌祭を見学に行った。

12時から神輿卸が始まるのに のんびり 14時頃出かけたので 行列全てを写真に撮ることはできなかったけれど
たくさん写真を撮ったから よろしかったら ご覧あれ。

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白装束の若い衆に担がれた 神輿。

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小さな女の子神輿も あるよ。

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この日は 素晴らしい快晴で 山車を引っ張る子供達も 喉カラカラ。

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江戸時代後期から 渡御行列に加わったとされる 相撲。

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反物を上に積んだ櫃を連尺で担ぐ行商人の出で立ちをした仮装行列 連尺(れんじゃく)
殿様の密偵の仮装か・・・と思ったけれど 密偵がこんな格好してるって わかったら 密偵じゃなくなるか。。。。

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頼宣の生母が 熱心な日蓮宗徒だったところから 始まったとされる 団扇太鼓
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餅つき踊り

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面かぶり

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百面と言われる この面は 鎌倉時代から 近年近世にかけて作られた 能面・狂言面・神楽面など 
現存するのは98面。
鬼や天狗のような恐ろしい顔ばかりでは無く ニコニコ顔の翁面も。

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高下駄履いて 歌舞伎風の化粧をして 鳴り物を持って歩くのは 明治以降の流行りだとか。

面かぶりに驚かされた子供は 尻餅ついたり お母さんにしがみついて 大泣きしたり・・・
でも この面かぶり 終いには 飴ちゃんくれるんだよ。

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舞姫。
昭和になってから 新しく加えられた種目。
もともと 綺麗どころが練り歩くだけだったところ 平成16年に振り踊りが付けられた。

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雑賀踊。
鬼面をかぶった請け棒・忠棒。
雑賀衆の仮装をしたささら踊の踊り手は 和歌浦少年サッカークラブの少年たち。


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薙刀振り。
薙刀を模した棒を使った 前回し 肩回し うぐいす谷渡り などの技。
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薙刀振りの先生は 沿道の少年たちに 来年は 君もやってみないか と 勧誘していたよ。

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鎧武者。
和歌山商工会青年部の方々。

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母衣。
「ショウモ ショウモ(所望、所望)」の掛け声とともに 左右に3回づつ回転する。

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「どなたかやってみませんか?」という 呼びかけに 海外からの観光客も参加。

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小さな子供用の母衣で 記念撮影。

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唐船(とうぶね)
江戸時代の和歌祭では 関船と呼ばれる 海上の渡御行列もあったが やがて廃止され
関船で歌われていた御船唄が 山車と一体になって 唐船でうたわれるようになった。
その後 1980年代に 和歌祭が商工まつりに組み込まれた時期に 御船唄も歌われなくなり 継承が途絶えたが
2010年に関係者の方々のご尽力によって 復興された。

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渡御行列のおしまいは こんなふう。
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和歌祭は 伝統ある 誇り高い 素晴らしい祭りだと思う。
江戸時代には 全国から 見物客集まる 大祭だったという。

今の和歌祭は どうも集客が悪い。
地元の人が 椅子を並べて 親族や知り合いが行列に参加するのを 見られる程度のお祭り。

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和歌祭を うんと PRしたい一方で こんな ゆるっとしたところも 和歌山らしくていいのかも とも思う。
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