はまかぜ通信 ~ Personal

紀州 雑賀崎 底曳き漁師のブログです

ハモ 初荷  

5月28日  晴れ


和歌山市では 15日未明に 震度4の地震があってから
連日 体感できる地震が発生し
南海地震が近いのか と 浜でも話題になっていました。
阪神大震災は 和歌山に直接大きな被害が無かったものの
知人縁者が 被災した人が 和歌山にも多いです。
水とカセットコンロが一番必要だったとか
非常持ち出し袋には 沢山の物は入らないので
畑に薬や水など 埋めておこうか・・・・など
冗談とも本気とも分からぬ話が 交わされていました。

と ジャカルタの大地震のニュース。
他人事とも 思えず 心より お見舞い申し上げます。





24日より 漁は 夏時間になりました。
午前10時出漁。
午後 10時 11時ごろ 帰港です。

金栄丸は 24日は 海老曳きに。
25日は ハモ曳きに行きました。

趣味の魚釣りさんは 釣りたいものを 狙うのでしょうが
私たち漁師は 商売なので 沢山獲れるより
どの魚を狙えば 一番水揚げ額があがるのか・・・が
最も 重要です。

勿論 お天気次第で 狙った漁場に 船を運べない事もありますが
今年は 海老が少ないので 二日目は ハモに勝負をかけました。

去年は 鉛筆のように細いハモが多く
いくら曳いても 安くて 商売になりませんでしたが
今年は シーズン初めというのに
ベストサイズ(1尾700グラム~1キロ)と呼ばれるハモが
そこそこ 入ってきます。
勿論 まだまだ 細いものが 多いのですが
今から この大きさがあれば 今年は期待できそうです。




底曳きのハモは 網で引きずりまわすので
水揚げされたときは 大変疲れています。
最近は そのハモを すぐに出荷せず
漁師のなかには 水槽を借り受け 
2~3日 休ませてから出荷する人も 出てきました。

コレは かなりリスクの伴う 博打でもありますが
勿論 金栄丸も この博打のチャレンジャーの一人です。

水槽と言っても 銭湯の浴槽かプールのような
コンクリートの 箱です。
海から直接 水を引き入れ
空気ポンプを買ってきて 空気を送っていますが
料亭や デパ地下の さかなやさんのように
魚を活かすための 薬などは 一切使わず
ほぼ 自然のままです。

海水温が 急に上がったり
大雨の後 川から流れた水で 海水が濁ったりして
ハモが全滅した事も あります。

魚の市場価格は 連日変動しているので
いつ送るか は 大きなポイントです。

シケが続いて 市場に魚の品薄なときは
関西の夏に無くてはならないハモは かなり高騰します。
しかし 凪ぎが続いて 日本中の漁師が出漁し
市場に 魚が溢れ
その上 韓国などから 関空に活けハモが到着したときは
最高級と言われている 紀伊水道の活けハモの値も
一度に 暴落します。

また 何処に出荷するのかも 大切です。
神戸にするか 大阪にするか 京都にするか
悩むところであります。
天神祭りを睨んで 大阪に出荷しても
全国から この日を狙って 市場にハモが 送られ
大暴落をきたした年もありました。
神戸の方が 品薄で 数倍の価格で 取引されたと
地団太踏んでも 後の祭りです。

生活をかけた スリリングなギャンブルです。





28日 晩。
その ハモを 初出荷しました。
20キロ余りのうち 10キロ弱が ベストサイズ。
さて 吉と出るか 今日と出るか。
結果は 29日の午後に ファックスで 送られてきます。

2006.5.28.jpg


hamo.jpg


ハモは 骨切りして 小売もします。
こちらは 買いやすいように ひと夏 価格固定しようかと思います。
1キロ4000円。
と言っても この1キロは 生きているときのハモの重さです。
それを 血抜きして 開いて 骨切りしたら 
身の部分の重さは  6割ほどになります。
ハモ1尾 1キロというのは かなり太いハモなので
通常は 500グラムから 800グラムぐらいで 1尾です。

また 骨切り不要の方には 時価で お分けします。

どちらも 「はまかぜ通信」
メールでご注文ください。




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