はまかぜ通信 ~ Personal

紀州 雑賀崎 底曳き漁師のブログです

笑える人は 笑いましょう  

3月21日

お彼岸のお中日。
朝から雨で 漁は休みです。

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春は ワカメ採りの季節です。

採られたワカメは 浜風で乾かされます。

日本中の そこここの浜で見られたはずの
当たり前だと思ってた 平和で幸せな光景。

見るも無残な光景と変わってしまった
北国の湊を 今日も 思わずにいられませんが
「笑える人は 笑いましょう
 元気を出させる人は 元気を出しましょう」と
言っている人がいました。

テレビや新聞を見て 気の毒だと涙するより
「ほら ちょっと 手を貸して」と 声をかけられたら
すぐに 「はいはい」と 答えられるように
笑える人は 笑わなければ。
元気を出せる人は 元気を出さなきゃいけないんだな。





東京や 横浜の知り合いは
「米がない」「ガソリンがない」「停電だ!」と
不便な生活を強いられているらしいですが
それでも
被災された方々の事を思うと 多少の辛抱は・・・・と 言っています。

金栄丸は
この前から 調子の悪かった エンジンの燃料系統が いよいよ悪くなり
18日金曜日は 朝の間に 帰港。

19日より 燃料タンクの修理が始まりました。

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この燃料タンクが 船の構造上 甲板の冷蔵庫を切り離してからでないと
中を 見ることが出来ないところが 大問題。
船大工さんに来てもらい 
漁師仲間も たくさん 手伝いに来てくれて
えらい騒ぎになりました。

はじめは
ああした方が・・・・ こうした方が・・・・
と 言葉の通り「船頭多くして・・・」状態でしたが
「3人寄れば 文殊の知恵」のたとえもあるように
みんなのおかげで
もっと 大修理を覚悟していたのに
土日の 2日間で なんとか 修理を終えることが出来ました。


「そんな 小細工をせずに 新造船を作れ!」と 
ずいぶん 友だちたちに 冷やかされましたが
今の 金栄丸の 漁では 
新造船は 考えなさすぎです。

修理にも 大きな費用がかかってしまいましたが
相馬や釜石 気仙沼では ぴかぴかの新造船が津波にさらわれていったことを思ったら
文句を言ったら バチがあたる!!

雨が上がったら 沖にいくで~


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category: 今日のこと

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強いこころ  

3月12日

昨日は 出漁していました。

お昼前から 風が強くなってきましたので
少し早めに 網を巻きました。

2時半過ぎ 帰港。

初めは 全く この 大惨事を知りませんでした。

出荷の作業をしているうちに
東北で また 大きな地震があったらしい と話しが流れてきました。
「この前 震度5が あったばかりなのに 余震かのう・・・・?」

「和歌山にも 津波警報が出されたらしいで・・・・」

それでも 次々と 帰港する船は 今日一日の漁果を お金に換えるため
出荷の箱詰め作業する者 浜に魚を求めに来た市民に 直売する者。

防災無線が 「海岸に近づかないでください」 と 放送したところで
そんなわけには 行きません。
いつもと同じ 浜のにぎわい。

それが 「大津波警報」に かわったぐらいから 
皆の胸の内に 不安が よぎり始めました。

消防の サイレンが鳴って
「和歌山市 津波予想到達時間 5時20分」

消防団の見周りも始まりました。

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「いやらしい・・・ サイレンが鳴ると なんじゃ気ぜわしいのう」
「どこじゃ 10メートルの 津波じゃ いうてるで・・・・」

携帯電話も かかりにくなってきました。

隣の 田野浦の漁船が 避難をはじめたという情報で
「あがらも 沖に 船を出すか」
という 話になってきました。

潮が どんどん引いていくので
これは 本当に 津波は来るな・・・という 実感がわいてきました。


津波の時は 船は 沖に出た方がいいと 言われています。
接岸していると 岸壁に船が打ちあたったり 座礁したりするからです。
また 大きな津波なら ロープを切って 流されるかもしれません。

5時前 魚を出荷し終わった船から 移動始めました。
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7時前ぐらいまで 和歌浦湾には 多くの漁船が 停泊していました。

津波は 和歌山港で 60センチが観測されたそうで
雑賀崎が どのくらいだったか わかりませんが
ちょうど 引き潮のときだったので 被害は ありませんでした。

大潮の時なら 浸水も免れなったと思うので 運が良かったです。




帰宅して 初めて テレビで 災害の映像を見ました。

現実の事と 信じ難い。

大切な財産が 流され 燃やされ 倒壊し
かけがえのない 命が 失われる。

和歌山にも 南海地震が予想されています。
明日は我が身の 光景です。

お見舞いの 言葉もありませんが
お心を強く持ってください。




金栄丸を心配して たくさんの お電話 メール ありがとうございました。

おかげさまで 和歌山は 大きな被害は ありません。
 


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3月の予定  

3月5日

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雛祭り寒波とかで 3月に入ってから 寒い日が続きました。
風が強くて 雨も降って 
月曜日から ずっと 漁を休んでいます。

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春はどこに?

ほのかに 良い香りがするので 探してみると
やっぱり 沈丁花が咲いていました。

3月1日は 毎年 和歌山の公立高等学校の卒業式が多く行われる日ですが
沈丁花は 卒業式の想いでの香りです。




悲しいニュースや よくない出来事が 連日報道されて
気持ちのしぼんでしまいがちな 毎日です。
この一週間のうちに 和歌山の串本でも 北海道でも
シケで 漁船が事故にあって 行方不明です。

そんな中 娘が 昨年 ニュージーランド クライストチャーチで 
ホームステイさせていただいた パパさん ママさんから
メールの返信が届きました。
(こちらの 英語力を考えての 簡単な単語を使った 短い文章です・・・ありがとう)

We are both OK but house not so good.
家は そんなに良くないけれど お二人は 元気だよ ってこと?

そして メールは続きます。
パパさん ママさんのお宅には 
地震のとき 2人の日本人が ホームステイしていたらしいのですが

They forgot their lunch
お弁当を忘れて


and when out to get,quake hit
買いに出たとき 地震に会って


and they went back to their school and it was broken.
戻ってみると 学校は 崩れてしまっていた ・・・・!?


パパさん ママさんが ご無事で 良かった。

また 日本人の 学生さんも 命拾いされて 本当に良かった。

その反面
被災されて 財産や健康や 命まで失われた方々には
お掛けできる言葉も見つけられません。

いつ 自分たちに降りかかっても 不思議でない 災難。
生かされている 自分を自覚して
一生懸命 生きていこうと 思います。
 

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