はまかぜ通信 ~ Personal

紀州 雑賀崎 底曳き漁師のブログです

いろいろなこと  

11月24日

またまた 更新がおくれました。

先日来 アクシデントが多くて・・・・

沖に出れば 他の漁協の漁船と すんでのところで 衝突するところ 

陸の上では 動かないはずの コンクリー塀に 
なぜか 運転する車がぶつかって 
塀も 運転手も ほぼ無事なのに 
車だけが 壊れて 廃車に 

親父さんの風邪ひきが 肺炎になって 入院。
おふくろさんまで ダウン。

この間は エンジントラブルで 早めに帰港。

その上 イライラしていたせいか
帰港して 船の外に 海老の入ったかごを ちょっと つるしておいたら
間違えて 海に 落としてしまった


こんな しそこない 
漁師何十年やっていても いまだかつてない事で
せっかく 曳いた魚なのに 情けないやら 悔しいやら・・・・

海老と一緒に 厄も落ちて行ったと 気を取り直して 頑張ろう




2010chokuhan.jpg

21日の日曜日は 雑賀崎の浜で 水揚げしたばかりの魚の 直販会がありました。
市役所の人が 音頭を取ってくれて
テレビや 新聞などでも 宣伝してもらいました。

良いお天気に 恵まれましたが
去年より 人出は少なめ。

・・・というより 
漁から帰った船は 「いつでも 魚を直販しまっせ」 ということが
だんだんと 知れ渡って
何も イベントの日に ごった返して買わなくとも・・・と
お客さんが 平日に分散されているのだと 思います。

雑賀崎の漁港では 一般の方が 漁から帰った船から 直接 魚を買うことが出来ます。

よかったら 漁に出た日の夕方 3時ごろから 4時過ぎぐらいまで
雑賀崎漁港を 歩いてみてください。

ちょっと お願い

・港内を 車で スピードを出して 走らないでください。
 水揚げの手伝いに来ている子供や 年寄りが たくさん いますから。

・車は 所定の場所に 駐車してください。
 出荷作業の妨げになります。

・魚を購入する方は
 
 魚を入れる アイスボックスや バケツなど 水の洩れない入れ物を用意してくれた方が 良いです。 
 氷は 船にあります。
  
 小銭は 用意してください。
 漁師は そんなに大金を 浜に 持ってきていないので
 何人も 一万円札で 買い物をしてくれると お釣りがありません。
  
 出荷用に 箱に並べてしまってある魚は 一箱単位で 購入して下さい。
 半分しか 要らない と言われても 残った半分を 出荷することはできませんから。
 (出荷用に 箱詰めする前の魚は 小分けで買ってもらえると 思います。)

 魚の価格は 船長との交渉です。
 魚価は ある程度 魚屋さんで 下調べをしておいた方がいいです。
 たまに 無茶な値切り方をするお客さんがいて
 「魚の値打ち 知らんのに 魚なんて 買いに来るな。」
 「スーパーの魚と 一緒にするな」
 と 揉めている人もいます。
 申し訳ないけれど 漁師には 
 水揚げしてきた魚は 命を的に 獲ってきた 命の代価という プライドがあって
 お店の販売員さんのような 対応は できません。
 
 声をかけても 返事のない船は 魚を売る気がないのだと 諦めてください。
 くたくたで 漁から帰ってきているのに 
 お客さんと話をしなくてはいけないなんて かなわんなあ・・・ という
 無口な漁師も 結構います。
 基本的に 漁師は 魚屋ではないので ごめんなさい。

お願いばかりで 本当に申し訳ない。

無口な漁師もいるけれど 
浜に 人が来てくれるのは なかなか楽しいと私は思います。
きれいな女性には 安く売りすぎと
嫁はんには 怒られていますが・・・


 

昨日の 隣国での出来事を
日本の街の中に 住む人々には どの程度の緊張で 捉えられているのでしょうか。

sensui_20101124083149.jpg
sensuikan.jpg

緊張感のあまりない 紀伊水道ですら
沖にいると こんな船に出会います。

上の写真は 今年2月。
下の写真は ついこの間 遭遇した 自衛隊の 潜水艦。

米軍や自衛隊の基地の周辺で暮らす人々は
常から 戦争の道具を見ておられるんだろうな。

どうぞ こんな物の出番のない 平和な世の中が 続きますように。

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大漁旗  

11月8日

昨日7日は 雑賀崎集落の菩提寺である極楽寺の院主さんが
息子である しんぼち(お寺の後継ぎ)と 院主の座を交代する
式典がありました。

雑賀崎漁業組合も 総休みで 
全船 大漁旗を掲げて これを祝いました。

tairyouki.jpg

実は 先日 納戸の片づけをしていたら
おふくろさんが しまいこんでいた 大漁旗が たくさん 出てきました。

雑賀崎では 大漁旗は 新造船のお祝いに
友達や 親戚が 贈る習慣があります。

昔は 漁船は 木造船だったので
10年に1度は 作り変えなければならず
そのたびに 大漁旗を贈られるので
大漁旗が 何枚も あるのです。

昔は 大漁旗は その言葉の通り 「大漁」を知らせるものだと言いますが
今では 旧正月や 新造船の進水式のときなど
祝い事のとき 掲げられます。
1年に 何回も 掲げるものではないので
贈られた大漁旗は 新品のまま しまわれていたのです。

今回 掲げた大漁旗 (風の都合で裏っかえしの写真ですいません)

上の 金栄丸と書いてある方の旗 贈り主が 「日本竹(にほんだけ)連中(れんちゅう)」 と記されています。
「連中」とは 友達のなかでも 義兄弟の契りを交わした
特別のグループです。
「日本竹連中」は 親父さんの連中で 
リーダーであった 親父さんの友達の屋号から 「日本竹連中」と呼ばれていました。
今では 5人あった連中も 親父さんと もう一人を 残すだけで
皆 亡くなってしまいました。
残った二人も もう 引退して 漁師であるものは誰もいません。

下の 「金政丸」と書いてある 大漁旗。
これは 私が 中学を卒業して 漁師になって 
初めて作った船(そのとき作ったのは 親父さんですが・・・・)
親父さんと 私から 一文字づつ取って名付けられた 「金政丸」に贈られたものです。
「金政丸」は あまり 大漁できなかったので 
縁起を担ぐようですが 次の船では 以前の 「金栄丸」に 船名を 戻しました。
贈り主は 「中西賢一」と記されています。
おふくろさんの 妹の夫 つまり おじ です。

この旗は 本当に 大きな旗です。
畳2枚分ぐらいは あります。
おばも おじも 子供のころから 弟のように私を 可愛がってくれましたが
私が漁師になって 初めての新造船ということで ずいぶん張り込んでくれたのだと思います。


どの船にも 翻るその旗々には
大漁祈願だけではなく
船に乗る人はもとより 陸に残る周りの人の 安全・幸運の願いが
こめられているのだと 改めて 思い出しました。

おじは いま 脳内出血や肝臓で 病院で闘病中です。
たまには 顔を見せに行かねば・・・・と 思いつつ
日々の生活に流されて 明日 明日と 先延ばしにしています。

本当に 明日こそ 賢ちゃんの顔を見に行くぞ

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アシアカ海老  

11月5日

11月の予定です10nen11gatu.jpg

今月も 休みが多くて恐縮です。





11月から金栄丸も ケタ漁を始めました。isiketa.jpg
これが 石ゲタです。
熊手のような ツメで 海底をひっかきながら
砂に埋もれている魚まで 獲ります。
海老やヒラメ類を 獲ります。
海を傷める漁なので この漁の 解禁期間が 決まっています。

itakogi.jpg
船の後ろに ステンレスのシャベルのようなものがぶら下がっているのが
板こぎ漁です。
アジ カマス 鯛など 泳いでいる魚を 獲ります。

2010asiaka.jpg
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ケタ漁の解禁とともに アシアカエビが 水揚げされます。

今年は 県も力を入れて 和歌山のブランド海老化を狙っています。

アシアカは 標準和名が クマエビで
クルマエビぐらいの大きさ。
甘みがあって 本当に おいしいエビです。
ほとんど 養殖もされていません。


和歌山で よく 牛のシタ と呼んでいる 赤舌びらめ
2010sita.jpg

モンゴウイカや 甲イカ(すみいか)2010kouika.jpg

これから 半年は これらの魚を中心に 漁をしていきます。





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