はまかぜ通信 ~ Personal

紀州 雑賀崎 底曳き漁師のブログです

梅雨  

6月24日

ようやく 梅雨らしいうっとうしいお天気になって
先週金曜日から ずっと漁は休みです。

入梅宣言があってからも お天気がよく
出漁が続いたので 
先週末には 海の中 空っぽ。
市場でも 魚価が暴落してしまって
今度の休みは 良い休みになりました。




20090624.jpg

今日は午後から ベランダで 網仕事。
昨日より 風が涼しくて いくらか 過ごしやすい。
台風の影響なのか 磯に 波があります。

ykk.jpg

1メートル50センチぐらいの 大きなチャック。
YKKのチャックですが
これも 網に 取り付けます。

hariito.jpg

網仕事の針。
これは 昔から 変わらぬ形です。

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エソ ギンタ  

6月10日  雨

6月より 夏時間での 板こぎ漁が 本格的に始まりました。
午前10時出漁で 午後9時から10時ごろ 帰港ですが
金栄丸は 午後4時ごろ 一度帰港しています。
今日は 雨で 漁は休みです。

黒鯛 小鯛 ヒイカ 小エビ などの 水揚げが多いです。

「ハモは まだか」と お問い合わせいただきますが
まだ ハモが少ないので 
ハモ曳きに出かける船は 少ないです。

金栄丸は 晩に アシアカ海老曳きに出かけます。
2~3キロぐらいしか 水揚げされませんが
高値取引されるし
シラサ海老も 多少曳きます。




板こぎ漁では 水揚げされる魚種が多いです。
いわゆる 雑魚も多いですが
今 一番の お勧めは ギンタです。

ginta.jpg

標準和名 ヒイラギ。
鱗がなくて ちょっと ぬるっとしたところのある
うすべったい 小魚ですが
とにかく 美味しい。

和歌山市内では かなり 人気があって
市場に出荷しても 良い値がつくのですが
地方によっては 「ネコまたぎ」などと
敬遠するところもあるそうで びっくりしますね。

gintanituke2.jpg

頭を落として 内蔵を出して 醤油で煮付けて食べるのが
一番簡単な調理法です。
今は 子持ちのシーズンです。
身離れがいいので 思ったより 食べやすいです。

gintasasi.jpg

面倒だけれど 三枚におろして 皮を剥いだら
片身一切れの 美味しい お刺身になります。
20尾や30尾 ペロッと食べてしまいますよ。




この魚の名前は 分かりますか?

eso_20090610150413.jpg

エソ です。

小骨が多いですが 白身のおいしい魚で
かまぼこ や ちくわ などの 練り物に使われることが多いです。

昔は 一本釣りで エソ釣り専門の漁師もあったほど
需要の多い魚でした。

近年は 練り物の材料が 外国から輸入されるようになって
エソの需要が 減って 雑魚の類に入るようになりました。

3枚におろして 皮を剥いで
出刃包丁で トントンたたいて ミンチにして
家庭で 練り物をつくると とっても おいしいです。

eso3.jpg

写真は エソの「とんとん」に
人参 たまねぎ ねぎを混ぜて 塩・味の素で 下味つけて
小麦粉まぶして 揚げたもの。

つなぎに 山芋を少し入れたので
ホワホワやわらかくて おいしい





雑魚だって 食べ方次第で 本当に おいしいので
お試しください。

category: 未分類

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6月の予定  

6月3日  曇り 時々 雨

200906yotei.jpg

21日は 父の日で 漁は休みです。




「この前は ひどい目に会った」と
叔父のカッチャンに 言われた。

   *   *   *


数日前 帰港時の 浜に スーツ姿の 若い男がやってきて
「どなたか ハモを獲っている船は無いですか?」と
探し回っていた。

ハモ漁には ちょっと早く
5月いっぱいは 金栄丸は トリ貝を狙っていたし
小エビ中心の船や 鯛船もあるので
なかなか ハモねらいの船が見つからないらしい。

カッチャンは ハモ曳きだろうから 帰港を待ったらどうか と
その 気弱そうな 男に 私は 進言した。
A新聞社の 記者さんだった。

帰港時の漁師は 忙しい。
10数時間 沖で働いてきた身体をひきずりながら
出荷作業が待っているからだ。
魚を 入札にかけたり 出荷のトラックに載せる
時間が 決まっているので
作業は 時間との 戦いになってくる。

そういう事情を知らない 彼は 帰港してきたカッチャンの船に乗り込み
のんきに ハモの取材をしていたらしい。
写真を撮るのに ポーズを頼んだり・・・
まあ その辺は 職業だから 多少無理を通すのも 仕方ない。

さて 出荷が終わって 帰宅するのが 午前0時過ぎである。
カッチャン 人がいいものだから つい
「熱いコーヒーでも いっぱい どうな?」
と 彼に声をかけてしまったらしい。

知らない人があったらいけないので ちょっと 書いておくが
もし こんな深夜に 雑賀崎の漁師に こんなふうに 声をかけられても
「それでは 一杯頂きましょう」と 
家に上がりこんでは いけません。
漁師は 翌日も 午前10時には 沖に出なくてはいけないのだ。


ところが 彼は
「それは それは・・・・」と
カッチャンの 家に 寄ってくれた らしい。
そして コーヒー一杯のはずが
カッチャンの 晩飯にまで お付き合いしてくれたそうだ。

さよならしたのが 午前2時。

「アホじゃいよ」と 呆れる 奥さん。

『田舎に泊まろう』 って番組もあるけれど
街の人は 
「漁師なんて 有名人や 記者さんなんか 来たら
喜んで 飯をご馳走したり 泊まらしてくれる」
と 思っているんだろうか?

   *   *   *

カッチャンの記事は 日曜日の新聞に載ったほか
ネットにも アップされているので 紹介させてください。

「食べある紀の国」~ハモ

そうそう 記者さん。
カッチャンの写真は あんまり オジイに撮られすぎている。
「実物は もっと 若くて 男前だ」と 奥さんが 文句言っていましたよ。

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