はまかぜ通信 ~ Personal

紀州 雑賀崎 底曳き漁師のブログです

暑中お見舞いもうしあげます  

7月26日  晴れ

脳みそがとろけてしまいそうな暑さが 続いています。
暑中お見舞い申し上げます。

今月は 全く ブログの更新ができていない。
本当に 申し訳ないです。

一斉休漁から 今日まで 3日ほど働きました。

この数年 びっくりするほど多かったハモが
今年は  ものすごく少ないです。

何しろ 昨年は 
ハモを水槽つきののトラックで
活けの状態で 組合から 大阪中央市場に出荷したのに
市場では 関西・四国からの ハモの大量入荷で
対処しきれず 
トラックは ハモを水槽に入れたまま 和歌山に戻ってきた
前代未聞のトラブルがありました。
一晩の間に ハモは半分以上死んで 漁師は大損害でした。

一隻で 100キロ以上 
雑賀崎全体では 数トン水揚げのあった ハモが
今年は 1隻10キロ 20キロ
水揚げが 5分の1 10分の1 です。

天神まつり前ということもあって
この 非常事態に 
仲買さんも 料理屋さんも
ハモの確保に 目の色をかえて いました。

魚たちは ナイーブな生き物なので
潮の変化 水温の変化などには 敏感です。
関西の震災前後には 舌平目が 異常な大漁でしたが
ちょうど 東北で 地震があったので
そんなことも 少し 関係があるのでしょうか




暑いので こんな写真。

nanryu.jpg


消火船 「なんりゅう」の 放水訓練。
家から見えたので 撮りましたが
ちょっと 遠くて 小さいですね。

海の火を消す船は 消防関係の所属と
海上保安庁所属の船がありましすが
なんりゅうは 海上保安庁所属なので
巡視艇の役割もします。
海上保安庁所属の 消火船は
水の神様の 龍に あやかって
「りゅう」という名前が付いているらしいです。

たぶん この放水訓練は
和歌山港のみなと祭りの 花火大会に向けて。
みなと祭りは 和歌山市内では 最大級のお祭りで
毎年7月20日に 行われます。





hamonotukeyaki.jpg


もうひとつ ハモのつけ焼きの写真。

うなぎの 産地偽装問題など
腹の立つ話が 多いですね。
神戸の神港市場へは
雑賀崎からも たくさんの魚が送られています。
漁師が 命がけで獲って来たきた魚を
中間業者は いい加減な売り方していたんだね。

このハモは 偽装もなにも・・・・・
アガトコ(自分のところ)の ハモです。
「土用だし うなぎ買ってよ」と 奥さんにたのんだけれど
「アガトコの ハモ 食べときなさい!!」と
怒られました・・・・・











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全国一斉休漁  

7月16日 晴れ

近畿地方でも 梅雨が明けたらしいです。

hamayu.jpg
道端に咲いた ハマユウ。

ブログ更新が すっかり遅くなりました。
ごめんなさい。




7月15日 史上初めて 全国一斉休漁。

なにより びっくりしたのは
漁連の提案に 皆が気をそろえた ということ。

漁師と一括で 言うけれど
たとえば 小売業が 
街の駄菓子やさんから 
イオンや西友など大型スーパーまであるように
事業規模の違い 取り扱う魚の違い 地域事情の違いがあり
組合同士で 利害が対立する部分もあるし
そんなに 仲良し集団でもなかったと思うのですが・・・・

漁業の形は 様々でも
油を焚いて 沖で魚を獲る という形は同じだから
油問題では 団結できたんだろうな。

日比谷での全国集会は 
昭和の時代によくあった 労働者の集会を
思い出させるものでした。

国による 燃料費の直接補填を 要求していました。

政府は難色をしめしたそうですが
それはそうでしょう・・・・
燃料費高騰で 困っているのは 漁師だけでは ないのですから。

要求が 超ストレート というところが
漁師らしいところです。

でも 皆が気をあわせて行動したことによって
マスコミに 大きく取り上げられて
今の日本の漁業の現状と
漁業者の置かれている状況を
多くの人に知ってもらって
これから 日本の漁業を どうしたいのか
考える きっかけになってくれて
良かったなあ と 思います。

15日休漁だというのに
ほとんどの報道機関が 15日の 魚市場に行って
「今日のところは市場に 大きな影響なし・・・・」
と 報道していました。
15日が休漁だったら 影響が出るのは 
16日以降の市場でしょう!?
報道する人も 本当に 物を知らない!!


昔 学校で 
「操業停止点」は「損益分岐点」より 低いと 習いました。
今は たぶん 損益分岐点あたりに 居るんだと思います。
出漁しても 儲けがない 赤字かもしれないけれど
出漁しなければ どこからも お金が入ってこないから
船が動く間は 船を出すというわけです。
それが 操業停止点まで 達した漁師から
廃業していくんだろうな。


テレビで どなたか おっしゃって おられましたが
20世紀末に たとえば ベルリンの壁の崩壊とか
社会主義に「?」マークがついたけれど
21世紀は 環境問題 食料問題などで
今後は 資本主義に「?」が ついていくんじゃないか。と。

あまり 難しいことは わからないけれど
市場に任せておけば 最適配分される というのは
幻想? 思い違い? なのかも。




さて ブログの更新が すっかりできなかったのは
実は 
「食わずに死ねるか~紀州の活けハモ」が
大変 好評な ためです。

去年 食べてくださった方が
今年は 知り合いを誘って 御注文くださる。

ハモの骨きりは 時間のかかる作業です。
1日3箱もつくったら 肩が凝りあげてきます。

燃料費が高いので そつのない様に 沖に出て
魚を売って
ハモも骨きりして・・・・
と やっていたら
晩に メールチェックが 精一杯で
ブログ更新しようと 思ったところで
連日 キーボードを枕に 居眠りばかりです。

漁師で 食っていくには
流通を 変えなきゃ駄目だと
ホームページをつくったり ネット販売をしたり
自分なりに 道を探しているわけですが
いくら やりたいことがあっても
情けないことに
体力に限界があるんだなあ。


























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今年も半分過ぎました  

7月3日 晴れ時々にわか雨

またまた 更新遅れてすみません。
今年も半分過ぎてしまいました。
7月の予定です。

8nen7gatu.jpg



7月15日は 雑賀崎では たまたま定休漁日ですが
燃料費高騰により 初の 全国一斉休漁です。

イカ釣りやマグロ漁船じゃない
小型底曳きの金栄丸ですら
ざっと計算して・・・
昨年に比べて A重油がリットル50円値上りでは
一日200リットル使って
年間 100日操業するとして
50円×200ℓ×100日=1000000円(百万円)
経費増です。
魚の買い上げ価格に それだけ上乗せしてくれること無い!!

それでも 漁連が 全国一斉休漁しようと決められるほど
統率力があるとは おもっていなかったな。
何しろ 漁師のほとんどは
小さいながらも 一国一城の主で 社長ですから
組合同士も それほど 気をあわせて 行動することは
これまで 無かったんじゃないかな。

全国の漁師が 一日ぐらい出漁しなくても
国民の皆さんのお口に 魚が届かないことは 無いはずです。
中間業者の 冷蔵庫には たくさんの魚が 昼寝しているだろうし
水槽には 活け活けの魚が 泳いでいるだろうし
その上 最近の魚は 海を泳がず 空を飛んでやってきます。
心配しないでください。




最近 雑賀崎の漁港では 泥棒騒ぎで 困っています。
omawarisan.jpg


今日も おまわりさんが 浜を巡回してくれていました。

船には高価は機器が搭載されていますし
魚を獲る道具は ステンレスなど 高価な金属です。
活けウマには 自家用の魚も 泳がしてあるし・・・・

昔は 漁師のあんにゃん と言えば
真っ黒に日焼けして 強面で
方言がきつくて 何を言っているんだかわからず
港で いたずらするとか 盗みを働くとか
ちょっと 怖くて できなかったのだろうけれど
最近の 若い漁師は こざっぱりとした 好青年ばかりなので
なめてかかられているのかな。

人のものを 黙って持っていくのは 悪いことです。








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