はまかぜ通信 ~ Personal

紀州 雑賀崎 底曳き漁師のブログです

はも ハモ 鱧  

6月24日 くもり のち 晴れ

更新が 遅くなってしまいました。
ハモ漁が始まっています。
ハモは まずまずの水揚げですが
それ以外の魚は ごく少なめです。

2008chugen.jpg


和歌山県の食品流通課の 地場産品オンラインショップ
わいわい市場
今年も お中元キャンペーンが始まりました。

水揚げが少なめなので 告知するのも ためらわれますが
続々と 御注文メールいただくので
魚が 無かったら 申し訳ないけれど お待ちいただくということで
やっぱり ブログでも お知らせします。

わいわい市場は 和歌山の 地場産品生産者のために
県の 食品流通課が作ってくれた
インターネット上の 市場です。
魚は もちろんですが
梅 桃 ぶどう 醤油 熊野牛 梅干・・・・と
和歌山の幸が 満載です。

たとえば 桃や ぶどうなどの果物なども
農園から 直接届くので
品物の質の確かさ 新鮮さは どこにも負けません。

金栄丸は お中元に桃 お歳暮に みかんを
いつも 利用させてもらっています。
和歌山は フルーツ王国です。

でも 今年は 熊野牛にも 目移りしています。

いつも お取引させていただいている 
スペイン料理レストラン「ドスガトス」さん情報では
昔は 熊野で 生育してから 松坂に出荷して
「松坂牛」ブランドで 売っていた 牛肉が
昨今の 商品表示厳正化で 松坂牛と 表示できなくなり
「熊野牛」という ブランドを 立ち上げたそうです。
肉質は 松坂牛に劣らないそうですから
絶対おいしいに違いない!!

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金栄丸は いつもの鮮魚のほかに
「食わずに死ねるか 紀州の活けハモ」を 出しています。
今は ハモのシーズンですからね。

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ハモを骨きりして 売り始めたのも
3・4年ほど前からです。
(鮮魚の営業許可証あります。 念のため・・・・)

正直 沖に行って 魚を曳いて
ホームページの管理をして
ハモの 骨きりまでして 販売するのは
かなり しんどいかな と 思います。
しんどくても やらねば と思うのは
漁師だけでは 食いかねる という現実かなあ。

とても嬉しいことに
このハモは リピート率 99%
本当に 1度食べたら また 注文していただいてます。

こんなに 好評なのだから
なんとか もっと PRして
食える漁業にしていきたいのだけれど・・・・




今週は 連日 ハモの骨きりをしていて
ブログの更新も なかなかできず すみません。

気になっているのは 犬吠埼沖の 漁船転覆事故。
あんな大きな船でも ひっくり返ることがあるんだ・・・

4名の命を失った上に 未だ13名が 行方不明とは。
心より お悔み申し上げるとともに
行方不明の方々が 一刻も早く 見つかることを
お祈り申し上げます。

また その前にあった 明石沖の 漁船転覆事故。

こちらは 若い新人漁師が 船底に取り残されたけれど
父親漁師が 船底をたたいて 息子の居場所を探して
見事 助け出されました。
金栄丸と同じ 小型底曳き船で 
漁場も 瀬戸内海と 紀伊水道に近く
漁師親子の年齢も ほぼ同じで
他人事に 思えない事故でした。
乗組員3名が 無事で 何よりでした。


















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フカを食べる  

6月14日 晴れ

東北地方での 大きな地震
被災者の方々には 心より お見舞い申し上げます。




瀬戸内地方では ホシザメのことを フカと呼び
食べる習慣があるそうですが
瀬戸内国定公園の 東端になる和歌山市でも
やっぱり フカと呼んで 食べる習慣があります。

fuka7.jpg



愛媛では フカの湯ざらし という郷土料理があるそうですが
ウェブで調べる限り たぶん同じものを
和歌山では フカのあらい と 呼んでいます。
初夏になると 調理したものを パックに入れて
市内のスーパーでも 売っています。

山陰の山間部あたりに運ばれる サメは
多少においがあって好き嫌いがある と聞きますが
新鮮なホシザメは 白身の優しい身で
クセもなく 大変おいしいです。




ネットで ホシザメ料理で検索すると
「旨い」という うわさは聞くのだけれど
調理法に 悪戦苦闘している・・・・ という方が 多いので
参考までに 雑賀崎流の 調理法・食べ方。

ホシザメ=フカは 新鮮なものを用意。
首と尾を落として しっかり血抜きする。
フカは 生命力が強いから 暴れまわります。



ヒレも切り落として ヤカンなどで熱湯をかけるか
煮えたぎる鍋の中に 数秒つけて 引き上げます。

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フカが熱いうちに
金だわしで こすると 面白いように鮫肌が取れます。
やけどに気をつけて。

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3枚におろして
5~6ミリぐらいの厚さの 切り身にします。

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沸かし直した熱湯に 
フカの切り身を 入れ さっと火を通します。

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火がを通ったら 氷水さらして
冷やして 出来上がりです。
水を切って からし酢味噌を添えて 召し上がれ。

fuka6.jpg


ちなみに 雑賀崎では サカタザメも 同様に 
あらいに料理して 食べます。
サカタは 3枚に卸さずに 
骨をつけたまま 輪切りでね。
これもまた 見かけによらず おいしい!!




category: 未分類

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こんなん あがっています  

6月8日 くもり時々晴れ

イサムちゃんのおやじさんが亡くなったので
今日は 総休み。




板こぎ漁になると 魚の種類も増えます。

晩からは アシアカ海老を 曳いていますが
明るいうちは 魚類が多いです。

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金曜日に たまたま曳いた アイゴ。
背びれに毒があるので 注意。
見かけによらず 白身の美味な魚でうす。
煮付けや 唐揚げのほか お刺身や 洗いにも。

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カマス。
まだまだ 水揚げ少ないです。
鮮度の良いものを 刺身で食べて欲しい。

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丸アジ。
今年は これも少ない。
つぶらな瞳が かわいいでしょう。

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コノシロ。
小骨が多いので 酢で加工するといいです。

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小鯛。
和歌山では チャリコ と 呼びます。

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ヘダイ。
写真のヘダイは 小さめだけれど
大きいものは 40センチぐらいになるそうです。
色は 白いけれど 鯛と同じ調理法で おいしいです。

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たった1尾だけ 上がった マナガツオ。
西日本では おなじみの 高級魚です。
鮮度の良いものは お刺身にできるし
塩焼き バター焼き 西京焼きなど 焼き物もおいしい。

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エソと エソの子供のゴンナエ。

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クチ。
標準和名は イシモチ。
クチは 白身の優しい味の魚なので
焼いても 煮付けても おいしいです。

エソや クチと言った魚は 
国産のかまぼこの 材料にされます。
家庭では 3枚におろして 皮をとった エソやかまぼこを
包丁で たたいて ミンチ状にして
ツミレ団子のように 使ったり
少し油をひいて ハンバーグのように焼いたりします。

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エソとクチのツミレのハンバーグ風。
つなぎに 長いもと 小麦粉を少し 入れてあります。
今回は ねぎを 入れてみましたが
たまねぎ にんじん ごぼう 紅しょうがなど
何を入れても おいしいです。


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ギンタ。
5センチほどの 小魚ですが
煮付けても 3枚におろして 刺身にしても
とっても おいしい。

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ヒイカ。
茹でたヒイカを 酢味噌で食べたら
ビールが 最高です。




夕方 一時帰港して 魚を片付けていたら
そばで 家族連れが 釣りを楽しんでいました。

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今 雑賀崎の周辺では 小あじが 入れ食い状態です。
お母さんは お疲れ気味でしたが
パパと子供たちは 
とっても 楽しそうでした。









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梅雨の間の晴れ間をぬって  

6月6日 晴れたり曇ったり

例年より4日早い入梅で
晴れとは言っても カラッとしないお天気です。
今週は 月曜日 水曜日に引き続き
今日で 3日目の 出漁です。



燃料費高騰の対策で
なるだけ少ない時間で 魚を獲って
早めに 帰港するように 心がけはじめています。




月曜日・・・・

金栄丸は ネットでの注文があるので
昼間 めぼしい魚を曳いたら 一時帰港し
魚を宅配に出して
晩に また 海老などを 曳きに行く。

マーちゃんは 昼間の魚は 市場価格が あまり高くないので
夕方から さくっと 海老曳きに出かける。

トシヒコちゃんは 今日はお天気悪くて見込みなし
と 思ったら
臨時休業を 決め込みました。


水曜日・・・・

今日も なるだけ 効率的に と 思っていたら
シモで働いていた ユタカおじさんに トラブル。

シモの漁場までは 金栄丸では 2時間半ぐらい
年がら年中 風が強く 波の高いところです。

もちろん 上手くいけば アマダイなど 高価な魚に出会えるのですが
移動に時間がかかって 網数が少なくなることと
燃料がたくさん必要なこともあり
金栄丸は あまり好きな漁場ではありません。

ところが ユタカさんは その場所が好きで
75歳の小さな身体を 物ともせず
いつも 波にゆられているのです。
「波が怖くて 漁師がつとまるか!」 とは ユタカンの言。
(波も風も 私は怖い)

いつものその場所で
海底の障害物に 網を絡ませたのは 
午後2時半ぐらいだったそうです。

何とか はずそうと 一人で悪戦苦闘。
2~3時間 奮闘したけれど どうにもならず
つくられて 40年近くになる古船は 何度も転覆しかけ
とうとう 仲間に連絡することに・・・・

ヨシヤ君の船が 視界に入ったときは
「これで まあ 命だけは助かる」と
思ったそうです。

ヨシヤ君も カッちゃんも 他の仲間の船も
なるだけ 掛かりをはずしてあげようと 
苦心してくれたらしいのですが
何しろ 強い風と 高い波で
ユタカさんは ワイヤーを切る決断をしました。

ワイヤーを 切って その先の
網や 板を 捨てると言うことは
100万円 海に捨てると 同じか それ以上の 痛手です。
ましては 歳とったユタカンに 
100万円 取り戻すだけの働きが
今後 できるかどうか・・・

それでも 仲間の身に替えることができないので
仕方のない 選択です。

ワイアーを切った場所で 仲間の船が網をやってくれ
板1枚だけ 引き上げることができたそうです。
板は2枚で 1組なので 1枚では商売にならないのですが
仲間の 思いやりです。

網を 絡ませたとき その衝撃で
船体も 引きちぎらせて
負傷した ユタカ丸は
午後11時すぎに
仲間の船に 曳航されて帰ってきました。

木曜日は ドシャ振りの中
親戚や 仲間に手伝ってもらって
ワイヤーや 網の準備をし
板は 古くて 今は使っていないものを 都合してもらい
船は 名人と言われた 船大工のヤッサンに 
修理してもらいました。


今日 金曜日・・・・

何が起きるかわからない毎日
昨日の他人の不幸は 今日のわが身にならないとも限らない。

「気をつけて 
でも なるだけ 大漁ね」と 見送られて
「そんなに 都合よくいくかいな」と
金栄丸は 出漁します。




















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